そこにあるのは、「ボイジャーの昨日・今日・明日」がすなわち「電子書籍の歴史」そのものであるという、間違いない現実である。しかしながらそれは、血のにじむような努力とパッションの結晶が、庇護を受けることのないまま葬り去られていくコンピューティングの歴史をなぞっている。やるかたない辛酸に満ちているかもしれないが、ボイジャーは歩みを止めることはない。
http://www.voyager.co.jp/日本語版「エキスパンドブック」のスタートラインは『書を捨てよ、町へ出よう』ではなかったかと思うのだが、完成〜発売のタイミングが早かったというだけで、スタートラインは『The Complete OZU』が先だったということだろうか。