2010年11月18日

合言葉は「No Amazon, No Apple, No Google??」萩野正昭『電子書籍奮戦記』

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日本で誰よりもはやく電子書籍事業を始めた電子書籍の巨人、萩野正昭氏。誰よりも深く電子本に関わりを持ち、誰よりも多く電子本について語ってきた氏が、ついに一冊の本を書き下ろしたのです。

2010年が「元年」だとしたら、私は「紀元前」の人間なのでしょうか。

電子本最前線で戦い続けてきた男の言葉に、ためらいなしです。

合言葉は「No Amazon, No Apple, No Google??」。ボイジャーさんは、いますぐこのスローガンのTシャツを作ってくださいね。

今朝の今朝までアマゾンでは「お取り扱いできません」状態だったので、てっきり「お取り扱いしたくありません」がアマゾンの本心なのかと思っていたけど、無事お取り扱いされたようです。商品画像は当然のように帯が外されていますけど。

商品イメージ
萩野正昭『電子書籍奮戦記』[Amazon]

 
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2009年10月21日

ボイジャー「マガジン航」創刊

http://www.dotbook.jp/magazine-k/

Twitterで #magazine_k のハッシュタグを動かし始めてみました。

とりいそぎ。
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2008年07月29日

ボイジャー、iPhone対応ポータルサイトをオープン

iPod touchポータル

iPhone/iPod touchを採用した講談社コミックをあつめたポータルサイトがオープンしている。

iPhoneに最適化したページはこちら

出版社はあいかわらず「過去に売れた作品」を出そうとする傾向があるけど、安全パイに走るだけでなく、新刊も積極的にリリースしてほしいと思う。ここからスタートなんだから。
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2008年07月22日

T-Time touch

17日にはリリースがあったようです。

ボイジャーの報道資料ページ

じつは11日にiPhoneが発売されて、AppStoreがオープンした段階で、すでに『沈黙の艦隊』『働きマン』などのタイトルが登録されていました。まだ利用可能になっていなかったらしく、しばらくは購入できない状態でしたが、現在は購入可能となっており、タイトルも少しずつ増えつつあるようです。

DSCF0155.jpg

ためしに1冊購入してみました。起動時におなじみのロゴ画面が表示されるのは、ちょっとした感動です。

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画面の動作もたいへんスムーズで、T-Timeらしい洒落たインターフェースも健在。傾きセンサーを感知して縦横を自動的に切り替えてくれますが、この機能はオフにしておくことも可能。寝転がって読む場合などに役立ちそうです(笑)

ページイメージ全体が表示されるようになっており、タップしたりピンチインすることで任意の画面を拡大できます。全体表示だと吹き出しの文字はギリギリ判読できるかな、といったところ。
漫画コンテンツは勿論のこと、html、テキスト等文字系コンテンツに対しても、タテ書きヨコ書き、文字サイズ変更など読者の欲する可読環境を自由に保証していきます。
報道資料に記されているこの言葉のとおり、T-Time touch技術の真価は、テキストベースのタイトルで発揮されるのでしょう。

青空文庫をiPhoneのSafariで縦組み表示させるページなどはすでに存在していて、それなりの読書環境がととのいつつあるが、文字サイズの変更などの融通まではきかないのが現状。T-Time touchがコンテンツに埋め込まれるカタチで実装されるようになったということは、広くHTMLやテキストに対してのオンスクリーン読書環境は、azur touchとでも呼ぶべきアプリケーションが提供されるのではないかと予想されます。きっとすぐにでも姿をあらわすでしょう。

ちなみに、AppStoreにはすでに電子書籍というカテゴリができあがっている。
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2008年07月09日

東京国際ブックフェア2008、今年もボイジャーが出展

原恵一氏と浜野保樹氏の対談、大谷和利氏による「発売翌日、iPhoneを徹底紹介!」等。行けるものなら駆けつけたい。

ボイジャーの東京国際ブックフェア出展告知ページ
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ボイジャーブログ

いつはじめるのかと思っていたけど、ようやくボイジャーも自社ブログをスタートした模様。

VOYAGER Blog
posted by 多村栄輝 at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

T-Time Crochet(クロッシェ)

クロッシェ
クロッシェとはフランス語で「かぎ針編み」のこと。ネットという編物を、かぎ針でさらに編み込んでいく、という意味を含んでいます。大容量の電子コミックも瞬時に表示するWebプラウザプラグイン。
『クゥの映画缶』もこの技術を使って制作されている。

T-Time Crochet
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クゥの映画缶

クゥの映画缶
有料の期間限定フリーパス、大量の画像データ利用等、ドットブックベースの電子出版としてはこれまでになかった試みです。いや、寺山修司『書を捨てよ町へ出よう』の発展系、かな。

なによりも、ボイジャーが『河童のクゥと夏休み』に、原恵一監督に注目していた、ということがまずうれしい。

クゥの映画缶

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2007年11月20日

Amazon Kindle

とりいそぎメモ。

よいところ
・G3回線が無料で接続できる。
・キンドルのみですべて利用可能。PC不要。
・すでに9万冊の蔵書。
・バッテリー持続時間はワイヤレスオフ状態で1週間以上

特に気になるのは、「購入した書籍はAmazon.comでもバックアップする」というところ。これって購入履歴をAmazonのアカウントで記録しておくことができるということだろうし、つまるところキンドル本体のデータを消したあとでも再入手可能ということではないかと。もしそうだとしたら画期的ですよ。

マルチメディア的な機能とかカラーとかをすっぱりきっぱり切り捨てているのは個人的には好評価。世間ではことさらそこを攻撃する人もいっぱいでてくるだろうけどね。

よろしくないところ
・本体価格399ドル。たけーよね。
・ちょいブサな形状。ホールドよろしくなさそうよ?
・新聞・雑誌・ブログの購読は月額契約。ブログも有料?

いちばんサイアクなのが、「個人のWord文書や写真をKindleに1件当たり10セントで転送することも可能」ということ。なんで自分のデータを読み込ませるだけで金とられなあかんの? ネットワークを使ったビジネスモデルとして間違ってるだろそれ。

ビジネスモデルとしては、キンドルがすべてにおいて受け身なメディアでしかないというところも反発の対象となるだろうな。キンドルを利用することによってメディアが育っていくような仕組みを導入しないと。それはAmazonのサイト自身がそのような機能を担うつもりなんだろうけど。

いわゆるバリアフリー的な活用についての機能などは、いまのところまったく不明なのでどこまで万人向けなのかは謎。バッテリは専用充電池?

誰をターゲットにしているかが見えてこないデバイスはまず売れないわけで、アメリカさんの考えることはようわからんです。

ネットワークのインフラが整備されたことで、ネットワーク前提の端末が成立するようになってきたのはたいへんよろこばしいと思う。キンドルはとうとう接続料金はいただきません、というのだからすばらしい。

キンドルさんはそれほどうまく飛翔できないかもしれなくて、過去に生まれては消えていった電子書籍装置の「いちばん最近亡くなった子」になるかもしれないんだけど、単独でネットワーク接続できるようになったこと、無料で接続できるビジネスモデルを用意したことは大いなる前進だと思う。「この次」はもっとクレバーなビジネスモデルを実現できると思う。ジェフ・ベゾスはまだまだチャレンジをあきらめないだろうし。

Amazon、ワイヤレス機能つき電子書籍リーダー「Kindle」発売(ITmedia News)
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2007年06月04日

青空文庫10歳

今年7月7日に、青空文庫が十周年を迎えるそうです。
1997年当時、呼びかけ人となった6名の方たちとはネットを通じて交流があったから、何かのきっかけてもっと深くかかわることもあったかもしれない。結局のところ、十年かけてぼくがやったことといえば、たった一本の作品のデジタル化に協力しただけだったけど。
ともあれ、おめでとうございます。

そんな細いお付き合いでしかないというのに、デジタルデータっていつまでも残ってしまうから、ぼくのような者にもお知らせをいただきました。ありがとうございました。

http://www.aozora.jp/aozora10/
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2006年12月12日

「ePaperコンソーシアムでの講演要旨」(ボイジャー)

そこにあるのは、「ボイジャーの昨日・今日・明日」がすなわち「電子書籍の歴史」そのものであるという、間違いない現実である。しかしながらそれは、血のにじむような努力とパッションの結晶が、庇護を受けることのないまま葬り去られていくコンピューティングの歴史をなぞっている。やるかたない辛酸に満ちているかもしれないが、ボイジャーは歩みを止めることはない。

http://www.voyager.co.jp/


日本語版「エキスパンドブック」のスタートラインは『書を捨てよ、町へ出よう』ではなかったかと思うのだが、完成〜発売のタイミングが早かったというだけで、スタートラインは『The Complete OZU』が先だったということだろうか。
posted by 多村栄輝 at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月12日

電子書籍の音声読み上げ対応で「T-Time」と「電子かたりべ」が連動

10月11日付けでリリースがありました。T-Timeへの実装ではなく、アルファシステムズの電子音声読上げソフト「電子かたりべ」との連動での対応です。

ドットブックとしてリリースすることが、即、音声読み上げに対応するという事実は、大きな可能性を秘めています。リリース中の《電子本の基準として音読を包含する》は、特にかみしめて読みたい重要なことがたくさん指摘されていると感じました。
もし出版社(版元)が送り出すすべての電子的出版物が音声読上げを基準とするならば、世の中に出版される電子本点数はそのままロービジョン・障碍者への対応を備えたものになります。本を出版することが、特別な付加を加えることなく当たり前のこととしてロービジョン・障碍者への配慮をカバーすることにつながります。
惜しむらくは、「電子かたりべ」はどうやらMac環境には対応してないらしいという現実でしょうか。
もっとも、インテルベースのマッキントッシュは、すでに両刀遣いの環境を構築できる手はずが整っていることを考えれば、そう高いハードルでもないと考えることもできるし、適当な電子音声読上げサービスと折り合いがつけば、Mac環境への対応もすぐにでも実現できるだろうと楽観していますが…。

ボイジャーのプレスリリース:電子本の音声読上げ対応開始について
posted by 多村栄輝 at 19:09| Comment(1) | TrackBack(0) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月11日

ブックサーフィン

東京国際ブックフェア2006が開催中です。
今年のボイジャーの隠し球は「ブックサーフィン」なるものだそうです。
ああ、気になるなぁ。
posted by 多村栄輝 at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月01日

ドットプレス(.press)、オープン

先月末からオープンしています。
http://www.dotbook.jp/dotPress/

ドットプレスによって、ついに、流通経路まで含めた電子書籍の出版があまねくすべての人に開放されたと言えるでしょう。
posted by 多村栄輝 at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月01日

ロービジョン対応版 T-Time 5.5.7、2月1日リリース

「視神経が弱っている」と指摘されたのは昨年末のこと。そのうち緑内障になる可能性が高いという。何かをミルという行為それ自体が、苦痛になっていく。それでもミルことをやめるわけにはいかない。見つめ続けずにはいられない。だから、もはや他人事ではないロービジョンという現実に対するこのようなアプローチをスッと差し出してくれるボイジャーは、原理原則に生きている人たちなんだと信頼できるのだ。

ボイジャーのプレスリリース
posted by 多村栄輝 at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月20日

「2005東京国際ブックフェアの記録」公開(ボイジャー)

5章構成、トータル約25分のムービー形式で公開です。萩野さんの名調子の数々がこのようなカタチでネットに流れるのは、思いのほか滅多にないことかもしれません。

『世界には あなたの本を読みたい人がいる』2005 東京国際ブックフェアの記録
posted by 多村栄輝 at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月14日

曲がるカラー電子ペーパー

うーん、これは曲がる静電型カラーディスプレイじゃダメなの? この手の薄いフィルム状のディスプレイを「電子ペーパー」と呼称することにはどこまでもいつまでたっても違和感をぬぐい去れない。

電子ペーパーって呼称が、なんとなくゴロがいいからまかりとおっているだけのような気がする。

開発者は、あるいはマスコミは、これをデジタル時代の新しい「紙である」と定義できるのだろうか?

富士通、曲がるカラー電子ペーパーを開発〜電力なしで表示を維持(PC Watch)
posted by 多村栄輝 at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月13日

インターネットを利用して電子の本を出版しませんか(ボイジャー)

東京国際ブックフェアで配布されたと思われる資料「インターネットを利用して電子の本を出版しませんか」のPDFが公開(全12ページ)。

「電子本出版サービスセンター」を利用した、自分の原稿が電子本になって販売されるまでの流れが解説されています。ボイジャーのサイトでさりげなく公開されている「T-Time出版センター」とは別物です。そりゃそうだ、あっちはTTZファイルの時代のものなんだから。「電子本出版サービスセンター」は、ドットブックとオンデマンド印刷本をベースにした仕組みで、依託販売までの流れが整備されています。この仕組みに「.Press(ドットプレス)」が含まれているのかは、資料からは読みとれませんが、おそらく段階的に組み込まれていくものと思われます。
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2005年07月12日

.Press/ドットプレス

「.Press/ドットプレス」なる新技術について、東京国際ブックフェアでデモがあったようです。
ドットブック専用タグの表記を簡略化し、専用サーバにアップロードすることでオンラインでドットブックが生成される仕組み…らしい。
本当にTTZではなくドットブックが生成されるのなら、いよいよ誰にでもドットブックをリリースする道が拓かれる、ということになる。
おそらく、ドットブック生成だけではなく、そのまま理想書店でのオンライン販売のルートも提供されるのだろう。
詳細は不明。ボイジャーのプレスリリースが待ちどおしい。
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2005年07月11日

Σブック、カラー試作機

ΣBookカラー版、試作機登場(ITmediaニュース)

東京国際ブックフェアから、いろいろと情報がでてきているようだけど、あまりがっついて収集していないので、これくらいしかブックマークできていないや。

さて、Σブックのカラー版なのである。とにかく色が付いていないと気に入らないという御仁のために、苦労して開発されたものだろうから、「いまどきモノクロ」などと批判していたみなさんは必ず買うんだろうなオイ、などと偉そうには言わないのである。
「ΣBookは大きすぎて片手で持てないという意見があったため、小型化にこだわった」と説明員。新機種は、文庫本サイズで300グラム以下を目指すという。ただディスプレイは、従来通り2枚にする可能性も残っているとした。
個人的には、シグマブックの大きさは、第1弾としてはあれでよかったと思う。重量についてはいかんともしがたいものがあったが、軽さと堅牢さを兼ね備えることがむしろ大事だろう。それにしても、まだ見開き表示にこだわっている人が約一名いるってことかしらん(笑) とはいえ、見開きページの漫画をそのままスキャンしてデジタル化するようなシステムをベースに作られたフォーマットの電子書籍が基本になっているから、単ページ構成のデバイスが定着していくとなると、そこには齟齬が生まれるという問題もあるわけで。

本来、電子書籍を表示するデバイス(ボイジャーの萩野氏いうところの“ビークル”)はスケーラブルであるべきだというのがぼくの考えだ。部屋の壁にドーンと投影するような大型の表示装置があってもいいし、腕時計やメガネに組み込まれるような極小のものがあったっていいのだ。むしろそうでなければ困る。

初代Σブックは電子書籍ビューワーに徹した構成が潔かったが、やはり「アレもコレもできないとね」などという御仁におどらされて、幕の内弁当化の道を歩むしかないようだ。アレコレ付けろと意見したみなさんは必ず買うんだろうなオイ、などと偉そうには言わないのであるが、そういうのを組み込むことで値段があがるのは当然なのだから、イタチごっことしか言いようがないわけで。
音声再生機能を備え、書籍の朗読や語学学習コンテンツの読み上げ、音楽再生などに活用してもらう。デジカメ画像ビューワーとしても使えるようにする予定だ。防滴仕様にし、お風呂でも使えるようにしたいという。
電子書籍の拡張としての「書籍の朗読」ってやつは分からんでもないけど、いくらなんでも音楽再生はナンセンスだなぁ、SDカードありきの機能と考えれば、そういうことにもなるかっていうところです。デジカメ画像ビューワーにもなるほどのカラーの階調表示が本当なら、それはそれでスゴイのでは? お風呂ニーズへの対応は…これもコストの問題をクリアしてから考えてほしいって気がするけど、こういった電子ツールも、生活防水ぐらいの堅牢さはほしいから、心意気は評価したいです。

「携帯電話のビジネスモデル」、つまり「1円」といった馬鹿馬鹿しい値段でハードを提供してしまうやり口を取り入れるべきだと前々から考えていたけど、ようやくそんな話もでてきたようです。
ΣBookは約4万円と高価だったことが、普及しなかった一因とも指摘されている。新製品の価格は未定だが、「個人的には、携帯電話と同じようなモデルで販売できればと思う」と説明員は話す。低価格な端末で普及を進め、コンテンツで稼ぐという選択肢もありそうだ。
ただ、これをやると、コンテンツやサービスでコスト回収しようとしてくるのだから、ヘンなところでユーザーが搾取されたりすることになる場合も考えられるから要注意なのよね。リブリエの時限制貸本なんてまさにそういうことだろうし。

ものは言いようだなぁと思ったのが写真画像につけられた次のキャプション。
斜め方向からは画像が見えにくい。「視野角は狭い方が、のぞき見されにくいためいいのではないか」(説明員)
これは実際そのとおりで、横方向の視野角は狭くてかまわないと思う。ただし、上下の視野角はたっぷりと確保してほしいというのが正直なところ。カラー液晶は特に、みる角度によって色が違って見えることがあるが、こと手に持って作業するデバイスに関しては、見る角度が上下で変わることが多いのだ。このことを認識してくれているのなら、この説明員の応酬トークにも納得できるが…。

ともあれ、Σブックは、T-Time が対応しているので、ドットブックも読めたりしますから、それはそれで安くてよい新機種がでるのはいいことだと思います。

あと、Σブックといえば驚異的なバッテリ持久力が特徴なんだけど、件の記事ではまったく触れていない様子。やっぱりカラーだとあんまり持たないのかしらん。
posted by 多村栄輝 at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする