2009年11月11日
2009年11月10日
二〇世紀末夢想その2「読書端末は今」
当時まだビークルという呼称がなかったというのは昨日も指摘したとおりで、「それ」を何と呼べばいいのかは、まだわからないでいた。もっとも10年経過しても、いまだにはっきりしないね。数年後にはすべてKindleと呼ばれているのかもしれないけれど。
ともあれ「モニタや液晶パネルに映し出されるテキストや画像」を「読むこと」をとりまく事柄、特に装置について考察しようとしていたのであった。
歴史を振り返りながら、気がつけばあれもこれも読むための装置として使ってきた自分がそこにいた。そこにテキストを表示させることができるなら、なんでも読むための装置にしてきた。その過去のチャレンジの数々については、いずれ機会をあらためてまとめてみたい。
いまとなっては懐かしい装置のオンパレード。SONYの電子ブックはいまだ健在で、対抗馬(?)としてのNECデジタルブックに至っては、このマンダラートを発掘するまで完全に記憶から抜け落ちていました(苦笑)。
ゲームボーイ、ワンダースワン、ポケットステーション。これら携帯ゲーム機も立派な読書装置たりうることは、二十一世紀になってニンテンドーDSが立派に証明してくれることになった。
そして携帯電話は、現在の電子書籍市場の中心的存在である。
鎖に繋がれていた本を、アルダスが可搬性を高めたことで解放していったことに結びつけて、携帯性の高い読書装置は歴史の必然、と語るつもりだったらしい。なぜか文庫本の話で落としてしまっているけど。
「いろんなモノとの共存のためにコンパクトな文庫本が重宝する」という話は、今の目で見るとおめでたすぎてあきれるな。ボクがまだ「人は読書する」と信じていたのだろう。
「携帯電話でゲーム」といった潮流はまだまだ先のことだったし、ましてや「携帯電話でネット」なんてまだまだ先のことだったのだ。
2009年11月09日
二〇世紀末夢想その1「読書端末の本」
一台保存しているMacOS9で動くマシンを久しぶりに立ち上げたので、HyperCard版Manal-Artを開いた。
「読書端末の本 99.09.24」という名前のマンダラがあった。あれからもう10年になるのか。1999年9月のログを読むと、「本の学校」に出席して、訳も分からず吠えまくっていた頃でした。あの美しいシェル型のiBookが予約受け付け開始とあります。
「いまそこにある読書端末」を中心セルに、「携帯型デジタル読書機器を網羅する」とあります。まだ「専用端末」は日本には存在せず(欧米にはいろいろあったと記憶)、ボイジャーの萩野氏も「ビークル」という概念については語っていなかった時代のことでした。
2009年10月21日
2008年07月29日
ボイジャー、iPhone対応ポータルサイトをオープン
2008年07月22日
T-Time touch
17日にはリリースがあったようです。
ボイジャーの報道資料ページ
じつは11日にiPhoneが発売されて、AppStoreがオープンした段階で、すでに『沈黙の艦隊』『働きマン』などのタイトルが登録されていました。まだ利用可能になっていなかったらしく、しばらくは購入できない状態でしたが、現在は購入可能となっており、タイトルも少しずつ増えつつあるようです。
ためしに1冊購入してみました。起動時におなじみのロゴ画面が表示されるのは、ちょっとした感動です。
画面の動作もたいへんスムーズで、T-Timeらしい洒落たインターフェースも健在。傾きセンサーを感知して縦横を自動的に切り替えてくれますが、この機能はオフにしておくことも可能。寝転がって読む場合などに役立ちそうです(笑)
ページイメージ全体が表示されるようになっており、タップしたりピンチインすることで任意の画面を拡大できます。全体表示だと吹き出しの文字はギリギリ判読できるかな、といったところ。
青空文庫をiPhoneのSafariで縦組み表示させるページなどはすでに存在していて、それなりの読書環境がととのいつつあるが、文字サイズの変更などの融通まではきかないのが現状。T-Time touchがコンテンツに埋め込まれるカタチで実装されるようになったということは、広くHTMLやテキストに対してのオンスクリーン読書環境は、azur touchとでも呼ぶべきアプリケーションが提供されるのではないかと予想されます。きっとすぐにでも姿をあらわすでしょう。
ちなみに、AppStoreにはすでに電子書籍というカテゴリができあがっている。
ボイジャーの報道資料ページ
じつは11日にiPhoneが発売されて、AppStoreがオープンした段階で、すでに『沈黙の艦隊』『働きマン』などのタイトルが登録されていました。まだ利用可能になっていなかったらしく、しばらくは購入できない状態でしたが、現在は購入可能となっており、タイトルも少しずつ増えつつあるようです。
ためしに1冊購入してみました。起動時におなじみのロゴ画面が表示されるのは、ちょっとした感動です。
画面の動作もたいへんスムーズで、T-Timeらしい洒落たインターフェースも健在。傾きセンサーを感知して縦横を自動的に切り替えてくれますが、この機能はオフにしておくことも可能。寝転がって読む場合などに役立ちそうです(笑)
ページイメージ全体が表示されるようになっており、タップしたりピンチインすることで任意の画面を拡大できます。全体表示だと吹き出しの文字はギリギリ判読できるかな、といったところ。
漫画コンテンツは勿論のこと、html、テキスト等文字系コンテンツに対しても、タテ書きヨコ書き、文字サイズ変更など読者の欲する可読環境を自由に保証していきます。報道資料に記されているこの言葉のとおり、T-Time touch技術の真価は、テキストベースのタイトルで発揮されるのでしょう。
青空文庫をiPhoneのSafariで縦組み表示させるページなどはすでに存在していて、それなりの読書環境がととのいつつあるが、文字サイズの変更などの融通まではきかないのが現状。T-Time touchがコンテンツに埋め込まれるカタチで実装されるようになったということは、広くHTMLやテキストに対してのオンスクリーン読書環境は、azur touchとでも呼ぶべきアプリケーションが提供されるのではないかと予想されます。きっとすぐにでも姿をあらわすでしょう。
ちなみに、AppStoreにはすでに電子書籍というカテゴリができあがっている。
2008年07月09日
待ち遠しいiPhone読書体験
T-Time Crochet(クロッシェ)
クロッシェとはフランス語で「かぎ針編み」のこと。ネットという編物を、かぎ針でさらに編み込んでいく、という意味を含んでいます。大容量の電子コミックも瞬時に表示するWebプラウザプラグイン。『クゥの映画缶』もこの技術を使って制作されている。
T-Time Crochet