ドットブック専用タグの表記を簡略化し、専用サーバにアップロードすることでオンラインでドットブックが生成される仕組み…らしい。
本当にTTZではなくドットブックが生成されるのなら、いよいよ誰にでもドットブックをリリースする道が拓かれる、ということになる。
おそらく、ドットブック生成だけではなく、そのまま理想書店でのオンライン販売のルートも提供されるのだろう。
詳細は不明。ボイジャーのプレスリリースが待ちどおしい。
「ΣBookは大きすぎて片手で持てないという意見があったため、小型化にこだわった」と説明員。新機種は、文庫本サイズで300グラム以下を目指すという。ただディスプレイは、従来通り2枚にする可能性も残っているとした。個人的には、シグマブックの大きさは、第1弾としてはあれでよかったと思う。重量についてはいかんともしがたいものがあったが、軽さと堅牢さを兼ね備えることがむしろ大事だろう。それにしても、まだ見開き表示にこだわっている人が約一名いるってことかしらん(笑) とはいえ、見開きページの漫画をそのままスキャンしてデジタル化するようなシステムをベースに作られたフォーマットの電子書籍が基本になっているから、単ページ構成のデバイスが定着していくとなると、そこには齟齬が生まれるという問題もあるわけで。
音声再生機能を備え、書籍の朗読や語学学習コンテンツの読み上げ、音楽再生などに活用してもらう。デジカメ画像ビューワーとしても使えるようにする予定だ。防滴仕様にし、お風呂でも使えるようにしたいという。電子書籍の拡張としての「書籍の朗読」ってやつは分からんでもないけど、いくらなんでも音楽再生はナンセンスだなぁ、SDカードありきの機能と考えれば、そういうことにもなるかっていうところです。デジカメ画像ビューワーにもなるほどのカラーの階調表示が本当なら、それはそれでスゴイのでは? お風呂ニーズへの対応は…これもコストの問題をクリアしてから考えてほしいって気がするけど、こういった電子ツールも、生活防水ぐらいの堅牢さはほしいから、心意気は評価したいです。
ΣBookは約4万円と高価だったことが、普及しなかった一因とも指摘されている。新製品の価格は未定だが、「個人的には、携帯電話と同じようなモデルで販売できればと思う」と説明員は話す。低価格な端末で普及を進め、コンテンツで稼ぐという選択肢もありそうだ。ただ、これをやると、コンテンツやサービスでコスト回収しようとしてくるのだから、ヘンなところでユーザーが搾取されたりすることになる場合も考えられるから要注意なのよね。リブリエの時限制貸本なんてまさにそういうことだろうし。
斜め方向からは画像が見えにくい。「視野角は狭い方が、のぞき見されにくいためいいのではないか」(説明員)これは実際そのとおりで、横方向の視野角は狭くてかまわないと思う。ただし、上下の視野角はたっぷりと確保してほしいというのが正直なところ。カラー液晶は特に、みる角度によって色が違って見えることがあるが、こと手に持って作業するデバイスに関しては、見る角度が上下で変わることが多いのだ。このことを認識してくれているのなら、この説明員の応酬トークにも納得できるが…。
デバイスが消え去っても、元本のドットブックは確実にあなたの手元に残ります。さりげなく書かれたこの一文は、ここ数年間、電子書籍市場がたどってきた狂想曲を軽やかに笑い飛ばす。
無料だ、無料だといってパケット代は着実に請求されるものとは違います。携帯で読んでいても、一切のチャージはありません。どうぞ心おきなく読書してください。